2026.03.30
お知らせ
take,have,make,put,keepなど代表的な抽象表現動詞と前置詞でなる熟語(連語)の種類と覚え方を教えてください。
take,have,make,put,keepなど代表的な抽象表現動詞と前置詞でなる熟語(連語)の種類と覚え方を教えてください。
例えばtakeは体に身に付けるの発想を持ち「It takes one’s time」は「時間をかけていいよ」は理解できるのですが、「It takes time」は自分の時間が奪われるのニュアンスが分かりづらいです。
基本動詞(take, have, make, put, keepなど)は、それ自体が非常に抽象的な**「核となるイメージ(基本義)」**を持っています。
これに前置詞(方向や状態を表す)が組み合わさることで、無限のバリエーションが生まれます。
ご質問の take に関する違和感を解消しつつ、効率的な覚え方を整理しましょう。
1. 「Take」の核:自分のテリトリーに「取り込む」
take の本質は、**「自らの意志で何かをひょいと手に取る、あるいは自分の場所へ持っていく」**という動きです。
「It takes your time(時間を取っていいよ)」
→ 必要な時間を、あなたの手元に「確保(テリトリー化)」していいよ。
「It takes time(時間がかかる)」
→ その事柄を完了させるために、全体の資源(時間)からガバッと「抜き取って持っていく」必要がある。
ポイント:
「奪われる」という受動的なイメージではなく、**「その作業が完了するために、これだけの燃料(時間)を消費・吸収して持っていってしまう」**という能動的なイメージで捉えると納得しやすくなります。
2. 主要動詞の「核」イメージ一覧
代表的な動詞のイメージを整理して、前置詞との組み合わせを予測しやすくしましょう。
動詞 核となるイメージ よくある熟語の例
Have 自分の周囲に「持っている・ある」 have on (身に付けている)
Make 素材を変化させて「作り出す・到達させる」 make it (やり遂げる/間に合う)
Put ある場所に「ポンと置く・付着させる」 put off (延期する ※予定を横に置く)
Keep ある状態を「維持する・保つ」 keep up with (遅れずについていく)
Get 動きを伴って「ある状態に変化する/手に入れる」 get over (乗り越える)
3. 前置詞とセットで覚える「空間把握」
熟語を丸暗記せず、**「動詞(動き)+ 前置詞(場所・方向)」**を合成して考えます。
Off(離れる)
take off: 地面から離れる(離陸)、服を体から離す(脱ぐ)。
Up(完全に、上へ)
make up: ゼロから作り上げる(化粧する、作り話をする)。
keep up: 高い位置を維持する(維持する)。
Out(外へ、最後まで)
take out: 外へ持ち出す(連れ出す、テイクアウト)。
put out: 火を外へ追い出す(消火する)。
4. おすすめの「覚え方」ステップ
① 「基本動詞の擬人化」でイメージする
例えば、put は「整理整頓が得意な人」、get は「何かを捕まえに行くハンター」のように、動詞に性格を持たせると、前置詞との組み合わせに納得感が出ます。
② 例文を「自分事」にする
「It takes time」を単独で覚えるのではなく、**「It takes me 30 minutes to cook dinner.(夕飯作るのに30分持っていかれちゃうんだよね)」**のように、自分が実際に使う場面を想像して音読します。
③ 「日本語の訳」を捨てて「絵」で見る
「take = 取る」と覚えると「時間をかける」とのギャップに苦しみます。
**「take = 手を伸ばして自分のものにする動作」**という映像で脳内に保存してください。
5. 練習問題:イメージで解く
次の熟語は、どんなイメージでしょうか?
Put up with(我慢する)
→ 嫌なものを自分の目の前に「置いて(put)」「高く積み上げ(up)」、それと「一緒に(with)」居続ける。
このように「なぜその意味になるのか」を自分なりにストーリー化すると、忘れにくくなりますよ。