3数学の中間テスト「式の計算」範囲で「の規則性」問題が散見されたのですが?

中学3年生の数学の最初の中間テストでは、「式の計算(展開や因数分解)」の利用として、n²(数の平方)」が絡む規則性の問題が非常によく出題されます。

これは、具体的な数字の決まりごと(規則性)を、文字式を使って証明・説明させる問題です。

📌 よく出る3大パターン

  1. 連続する奇数の和
  • 問題例: 1+3=4(2²)1+3+5=9(3²) のように、1から順に奇数を足すと、足した個数の2乗になることを証明せよ。
  • 解法のコツ: 連続する奇数は2n-1 と表せます。等差数列の和の考え方や、図形(L字型にブロックを足していくイメージ)と結びつけて出題されます。
  1. カレンダーの規則性
  • 問題例: カレンダーの中の十字に並ぶ5つの数や、2×2で囲んだ4つの数に関する問題。
  • 解法のコツ: 真ん中の数を n と置くと、上下は n-7, n+7、左右は n-1, n+1 と表せます。「斜めの積の差が常に~になる」といった形でが出現します。
  1. 連続する整数の積に1を足す
  • 問題例: 1× 2× 3× 4 + 1 = 25 (5²) のように、連続する4つの整数の積に1を足すと、必ずある整数の2乗になることを証明せよ。
  • 解法のコツ: 最小の整数をn と置くと、n(n+1)(n+2)(n+3)+1 となります。これを展開して整理すると、(n²+3n+1)² という完全平方式に変形できます。

💡 テストで得点するための対策

  • 文字の置き方を固定する: 「連続する2つの整数」なら n, n+1、「連続する2つの奇数」なら2n-1, 2n+1 など、問題文に合わせた文字の型を暗記しましょう。
  • 最後の一文をサボらない: 証明問題のゴールは、必ず「(整数の式)² の形になったので、〇〇の2乗になる」という言葉で結ぶ必要があります。計算だけで終わらせると減点されます。

 

大徳中学校の定期テストで、授業で扱っていないレベルの他県の公立高校入試問題(富山県など)が出題されたのは、非常に驚かれたことと思います。

 

学校の授業レベルを超えた問題が出題されるのには、明確な意図があります。なぜそのような出題がされるのか、そしてどう対応すべきかを解説します。 [1]

📊 授業で触れない「初見殺し」が出る2つの理由

  1. 観点別評価の「思考・判断・表現」で差をつけるため

現在の評価制度では、教科書通りの計算ができるだけでは「知識・技能」の評価(B判定など)にとどまります。
最高評価の「A」や、テストでの90点以上の高得点層をふるい分けるために、「習った知識(\(n^{2}\) や因数分解)を、見たことのない初見のルール(タイルの並び)に自分で応用できるか」を試す思考力問題が必須となるためです。

  1. 高校入試(特に石川県)を見据えた前哨戦

石川県の公立高校入試の数学は、全国的にも問題文が長く、思考力を求められる難問が多いことで知られています。大徳中をはじめとする多くの中学校では、中3の段階から「入試レベルの長い問題文に慣れさせる」目的で、あえて他県の良質な入試問題を定期テストに混ぜてきます。

🧱 「白黒タイルの四方囲み」問題の構造と見破り方

入試で定番の「白黒タイルを四角形(正方形)の形に並べる」問題は、一見複雑ですが、「全体から中身をくり抜く(引き算)」「角(かど)を切り離して分ける(足し算)」のどちらかで必ず一瞬で解けるようになっています。

解法1:全体から中身を引く(2乗の差の利用)

  • 内側の白い正方形の1辺を n 枚とします。
  • 外側も含めた全体の1辺は (n+2) 枚になります。
  • まわりのタイルの枚数は、全体の面積 \(-\) 内側の面積 なので、 (n+2)² -n² と表せます。
  • これを展開すると、(n² + 4n + 4) – n² = 4n + 4 となり、中3で習う「展開の公式」を使ってタイルの枚数を一撃で求められます。

解法24つの同じパーツに分解する(因数分解・式の利用)

  • 四方の辺を「1辺が (n+1)枚の長方形」が4つくっついている、と捉えます(角の重なりを上手く分ける方法)。
  • この場合、4(n+1)となり、これを展開しても 4n+4になります。

テストでは「この2つの説明(式)が同じになることを証明せよ」といった形で、「因数分解や展開の章で習った計算」に美しく着地するよう作られています。

🚀 次回の期末テストに向けた具体的なアドバイス

学校のワーク(「新教育課程対応」などの市販教材含む)のA問題・B問題だけを解いていると、こうした入試レベルの規則性問題には太刀打ちできません。

  • 「章末問題」や「発展・活用問題」を必ず解く: 教科書やワークの後ろの方にある、問題文が長いページ(「数学のまど」や「活用しよう」など)からそのまま数字を変えて出題されるケースが非常に多いです。
  • 全国の入試過去問の「規則性」に触れておく: タイル、碁石、マッチ棒の規則性は、パターンが決まっています。塾の教材やネットの無料入試過去問サイトなどで、「中3・式の計算の利用・規則性」のジャンルを数問解いておくだけで、初見の恐怖心がなくなります。

 

Iワークの末章問題、実力錬成テキスト、ファイナルステージ(夏期講習配布)、シリウスまとめと完成や石川県総合模試過去問(いずれもサクセス講座配布)で強化してゆきます。