仮定法の過去完了、過去、現在、未来をわかりやすく説明してください。 英語の「仮定法」は、一言で言うと**「現実ではない、頭の中の妄想・想定」**を語るための形です。 一番のポイントは、**「現実から距離があることを示すために、時制を一つ後ろにズラす」**というルールです。これを意識すると、一気に理解しやすくなります。 1. 仮定法過去(現在の妄想) 「いま〜だったらなあ(実際は違うけど)」という、現在の事実とは反対のことを言いたい時に使います。 形: If + 主語 + 過去形 …, 主語 + would/could + 動詞の原形 考え方: 現在のことなのに過去形を使うのは、「現実(現在)から離れていますよ」という合図です。 例文: If I had enough money, I would buy that car. (もし十分なお金があれば、あの車を買うのに。) ※実際は今、お金がないので買えません。 2. 仮定法過去完了(過去の妄想) 「あの時〜だったらなあ(実際は違ったけど)」という、過去の事実とは反対のことを後悔したり想像したりする時に使います。 形: If + 主語 + had + 過去分詞 …, 主語 + would/could + have + 過去分詞 考え方: 過去のことをさらに一つ後ろにズラすので、**大過去(had + 過去分詞)**の形になります。 例文: If I had studied harder, I would have passed the exam. (もしもっと勉強していたら、試験に受かっていただろうに。) ※実際は過去に勉強しなかったので、落ちてしまいました。 3. 仮定法未来(未来の万が一) 「万が一〜したら」「仮に〜だとしたら」という、未来に起こる可能性が極めて低いことを想定する時に使います。 形: If + 主語 + should + 動詞の原形 …, 主語 + will/would … ポイント: should を使うと「可能性は低いけど、もし万が一…」というニュアンスになります。 例文: If it should rain tomorrow, the game will be canceled. (万が一明日雨が降れば、試合は中止になります。) ※まず降らないと思うけれど、という前提。 4. 仮定法現在(提案・要求) 現代英語では主に「提案、要求、命令」を表す動詞(suggest, demand, insistなど)に続く that 節の中で使われます。 形: that + 主語 + 動詞の原形(または should + 原形) 考え方: 「まだ現実になっていないこと(これから実現すべきこと)」を話すため、時制に縛られない原形を使います。 例文: I suggest that he be careful. (彼は注意すべきだと提案します。) ※he is ではなく be になるのが特徴です。 まとめ一覧表 種類 表す内容 If節の形 主節の形 現在 提案・要求など 原形(またはshould) – 過去 今の現実と反対 過去形 would + 原形 過去完了 昔の現実と反対 had + 過去分詞 would have + 過去分詞 未来 万が一の未来 should + 原形 will/would + 原形